ひとなるものの彼方には

カジミール・マレーヴィチが『白の上の白』を発表したのは1918年のことで、その制作時期はロシア革命とほぼ時を同じくしている。  既成秩序が音を立て崩れていくなかで、ものをつくる人間として興味を持つ先が意味より知覚に向かっ […]